「きみと夏とぼくとあいつ」 2024/08/04 01:12 Facebookでシェア URLをコピー 報告 「きみと夏とぼくとあいつ」新しい色を選んだテーブルクロスの端っこ素っ気ない素振りばかり夏になれば見逃しそうでいつも不貞腐れた顔をした普通じゃない出来事をきみは呼び込んで来るからきみの太ももに触れたあいつはほんとに許せないとだけど触れたその瞬間をきみは無かったことにした僕は振り払えない きみもあいつもさっきまで暑かったこの長袖が意外とお似合いだねってわらう同じ季節に生きて笑い合えるところも同じ生まれ変わったらなんて考えることもなかったきみの太ももに触れたあいつはほんとに許せないとだけど触れたその瞬間をきみは無かったことにした咄嗟(とっさ)に反応したきみ僕は何処に居ても瞬きするたび目を覆うきみが無理して笑って僕を傷つけないようあの夏の思い出は僕をただ 狂わせるきみの太ももに触れたあいつはほんとに許せないとだけど触れたその瞬間をきみは無かったことにしたテーブルクロスのくすんだBLUE僕は涼しげに新しい顔をきみには、僕には…すべては新しいかな詞ではなく、詩ですerio-絵莉和の詩の朗読を聴いてその場で書いて読んでもらいました。深いようで深い詩です。「きみと夏とぼくとあいつ」writing by rumio